縄文人よりも数センチ高い <歴史・弥生時代・暮らし>

弥生人の特徴 ・縄文人と比較すると、顔立ちは、面長で、眼窩は鼻の付け根が扁平で上下に長く丸みを帯びていて、のっぺりとしている。

また、平均身長も162-163センチぐらいで、縄文人よりも数センチ高い。

これらの特徴は、現代日本人に近いという。

しかし、これらの人骨資料のほとんどは、北部九州・山口・島根県の日本海沿岸にかけての遺跡から発掘されたものである。

近年、福岡県糸島半島の新町遺跡で大陸墓制である支石墓から発見された人骨は縄文的習俗である抜歯が施されていた。

長崎県大友遺跡の支石墓群から多くの縄文的な人骨が発見されている。

さらに瀬戸内地方の神戸市新方遺跡からの人骨も縄文的形質を備えているという。

ただ、福岡市の雀居遺跡や奈良盆地の唐古・鍵遺跡の前期弥生人は、渡来系の人骨だと判定されている。

つまり、最初に渡来人が来たと考えられている北部九州や大陸系渡来人が移住した可能性のある瀬戸内・近畿地方でさえ、弥生時代初期の遺跡からは渡来系の人と判定される人骨の出土数は少ない。

水田稲作の先進地帯でも、渡来系の人々ではなく、縄文人が水稲耕作を行ったのではないか。
update:2010年03月07日